空手出身の格闘家10戦
名須川天心
現在、Rizinで活躍している名須川天心も実は極真空手出身です。
なぜ私がそう気づいたのかと言うと、極真カラテかの特徴としてその1つは、試合が膠着状態、または意表をつく攻撃として、胴回し回転蹴りと言う、アクロバティックな技を使います。
この技は、フルコンタクト空手にある基本ルールである、蹴りのみ顔面攻撃オーケーと言う、極真カラテであるがゆえに生まれた技です。
ですので、極真カラテ出身の選手は、よくこの技を使います。もちろん見た目も派手なので試合で繰り出されると非常に盛り上がります。
しかし、総合格闘技になると寝技があるので、自分から倒れに行く技は弱点でもありますし実戦ではまるっきり使えないんでしょう。
キックボクシングや、ムエタイなどには使えると思います。
話しがそれましたが、とにかく今現在、2019年時点での那須川天心は向かうところ敵なしですね。
最近では、ボクシングでメイウェザーと対戦したり、亀田弘毅と対戦したりと、違う路線をひた走っているので、もっと大きな舞台、世界の舞台で活躍してもらいたいですねw
安保瑠輝也
彼も極真空手のバックグランドを持つ選手です。
蹴り技と左ストレートが得意技で、胴回し蹴り・飛び二段蹴りと、ダイナミックな技が得意です。
彼らが子供の頃にテレビ局で取材を受けた動画が出回っていますが、もともと空手兄弟として有名だったようです。
極真を得て、タイへムエタイ修業にいった様子を動画で見ることができます。
セージ・ノースカット
最近、ワンチャンピオンシップにUSCから移籍して出場した彼ですが、開始1分も経たずにワンパンチで形容されたのは記憶に新しいことと思います。
彼も空手をやっていました。しかし、彼の動画を見ると何やら派手な型で、どう見ても日本の空手じゃないだろう、という型を行います。
多分、アメリカン空手と言うところでしょうか。
正統な日本の空手出身ではありません。
今後の彼の動向が気になります。
小宮山工介
彼は北斗会館空手出身です。
幼稚園の頃から、空手大会で60回以上優勝し、キックボクシングでも活躍し、現在はK-1北斗会館のオーナーとして活躍しています。
彼のファイトスタイルはというと、アウトボクシングスタイルで、相手との距離を保ち、中長距離でのファイトスタイルを好みます。
空手出身の選手たちはやはり、蹴りがうまいので、私的には見応えがありますね。
ただ、私が小宮山選手の試合を見ると、積極的なファイトスタイルではないので、なんとなく逃げ回っているように見えてしまうのが難点ですね。
そんな小宮山選手も、2018年3月にK-1で武尊と戦いましたが、武尊のプレッシャースタイルにはかなわなかったようで、すぐに距離を詰められ狙い撃ちにされたといった負け方をきしてしまいました。
菊野克紀
極真空手出身で、過去にはUFCにも参戦していました。最近では、テコンドーの選手権でも優勝するなど、ちょっと変わった選手ですが、ファイトスタイルは完全に空手です。
というのも、リング上のパフォーマンスで、古流空手の型である”ナイファンチ”を披露するなど、純空手の格闘家です。
極真空手でよく使われる三日月蹴りを得意としていて、最近では、空手道場やアマチュアの試合等も開催しています。
フットワークを使わないので、昔の空手の試合とはこういうものだったのではないか、みたいな試合を見れるのも菊野さんの試合です。
堀口恭司
現在、総合格闘技で連勝中の堀口恭司選手は、まさに伝統派空手そのものの試合をします。
伝統派空手というのは、オリンピックにも採用された、寸止め空手です。
この堀口選手の強さから、私自身も今まで”寸止め空手は弱い”という印象を覆されました。
堀口選手の強さは
- 突きの速さ
- カウンターのうまさ
伝統派空手でよく使われるテクニックです。
29戦中の、殆どが突きで制しています。
キックボクシングルールでは、2018年に奇しくも那須川天心選手に敗北しましたが、総合格闘技では29戦中、2敗しかしていません。
2019年6月にはベラトール参戦するなど、これからの活躍が大いに期待される、伝統派空手の堀口選手です。
まとめ
空手出身の総合格闘家はまだまだいますが、私個人の趣味で、以上の6名を挙げさせていただきました。
やはり、空手と言うのは日本の伝統的な武道であり、とても優れた武道です。
私自身も最近始めたので、空手を使って世界で活躍する人のバックグランドや、生い立ちや流派を知りたくなった次第です。
現在は、また総合格闘技の「プライド」が終了して、第一次格闘技ブーム終焉から、第二次総合格闘技ブームと言っても過言ではありません。
ですので、よりこういったバックグランドも知りながら試合を見れば、より楽しめるのではないでしょうか。