実戦での後ろ回し蹴り
やはり、空手で組手をやっている人は、一度は後ろ回し蹴りで劇的な勝利を掴みたいと考える方は少なくないのではないのでしょうか。確かに、動画でよく後ろ回し蹴りのやり方を説明している動画やサイトはありますが、それを実際に実践して、組手の試合で後ろ回し蹴りで倒すという人は、数パーセントだと思います。それ位、後ろ回し蹴りで勝つという事は難しいと思います。
意表を突くという点で、使用するのはいいアイデアだとは思いますが、完全に背中を相手に見せる大技なので、当たる確立が数パーセントだとすると繰り出すメリットがあるのがどうか疑問なところもあります。
後ろ回し蹴りのGIFサイト↓
https://gifmagazine.net/gifs/search_results?search%5Bword%5D=%E5%BE%8C%E3%82%8D%E5%9B%9E%E3%81%97%E8%B9%B4%E3%82%8A
後ろ回し蹴りのメリット・デメリット
- メリット
超絶カッコイイ
派手
当たれば破壊力絶大
相手の意表をつける - デメリット
モーションが解り易い
相手に背を向ける為、自ら盲点を作る
相手に攻撃のチャンスを与えてしまう
等、何かとデメリットが多いので、後ろ回し蹴りを使いこなせる人はかなり少ないのではないかと思います。
後ろ回し蹴りの起源
そもそも、後ろ回し蹴りの起源はどの武道なのかと言うと、筆者はテコンドーが起源なのではないかと思います。空手は唐手と呼ばれる時代から、「蹴り=前蹴り」であって、常に実戦を想定していたので、相手に背を向ける派手な技など無かったのです。実戦での敗北=死に繋がりますからねw。それは、ムエタイでも同様で、昔は回し蹴りは無かったとも言われています。
すなわち、回し蹴りは近年になってやっと普及され、色んな格闘技に使われるようになりました。
後ろ回し蹴りを使う
話が反れましたが、では実戦で、又はどのような場面で「後ろ回し蹴り」を使えるのかというと、回転が速ければ速いほど相手も反応しずらく、またモーションも少なければ少ないほど、又、後ろ回し蹴り、単体での攻撃は読まれやすいので、コンビネーションの中で繰り出すか、突きしかできないと見せかけて、いきなり後ろ回し蹴りを繰り出したり、となんにせよ、自分が実戦の前に練習で使ってみなければ難しいかどうかの判断さえできないでしょうから、練習ではガンガン使って下さい。そして、あとは練習あるのみでしょう。
そんな、大技の後ろ回し蹴りも、ローキック並みに簡単に小技的に繰り出す事ができたなら実戦配備してもいいのではないでしょうか?ちなみに私は後ろ回し蹴りを2年間組手の練習に組み入れていますが、一度もヒットしたことがありません><
ただ、思わないところに実現もありません、考え試行錯誤するところに実現がありえるのです。ぜひ、頑張ってください!
さて、色々な後ろ回し蹴りの方法のサイトがありますが、自分が参考になったのが、海外のサイトです↓
http://www.wikihow.com/Perform-a-Spinning-Hook-Kick
動画が散りばめられているので、見やすいでしょう?言葉が解らなくても、これなら初心者にも解り易いと思います。
それでは、皆さん、華麗な後ろ回し蹴りが繰り出せるよう祈っております。